こんにちは。三和木です。

間取りや建材などに比べると小さな部分だけれど、
実は、住むうえでワンランク上の心地よさにつながっているという
三和木の小さな小さなこだわりをご紹介していきます。

前回の記事で「廻り子」をご紹介しましたが、
類似の技をご紹介しましょう。

これは長久手展示場の階段です。

壁と踏板の間に細い木が取り付けられています。
和室で、床や畳と壁の間にも同じようなものが見られます。

これは「雑巾摺り（ぞうきんずり）」と呼ばれるもので、
押し入れ等でもよく見られます。

掃除の際に、雑巾やほうき、今では掃除機などから
壁を守る意味があります。
さらには床と壁の接合部分をきれいに収める役割もあります。

あってもなくてもいいようにも感じられる細かな部分で、
後でくっつけるのではなく初めから埋め込むので
施工の中でもひと手間ではありますが、
壁下端のすっきり感、長く住まう家の傷み防止などのためには
大切なものだと、三和木は考えています。