三和木ブログ
miwaki Blog
2026.01.23
絆を支え、時代を語る。銘木「槐」の大黒柱が宿す静かなる風格
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家づくりにおいて、私たちは「木」を単なる建材としてではなく、そこに住まうご家族と共に歳月を重ね、命を吹き込まれていく大切なパートナーだと考えています。
特に、住まいの中央にどっしりと構える大黒柱は、かつての日本家屋では家全体の荷重を支える構造的な要であり、同時に家系の繁栄を象徴する精神的な柱でもありました。
建築技術が進歩した現代においても、三和木が大黒柱の存在を大切にし続けているのは、それが家族の歴史を刻み込み、日々の暮らしに揺るぎない安心感を与えてくれる「心の拠りどころ」になると信じているからです。
そんな三和木の家づくりのこだわりを象徴する場所のひとつが、大府展示場です。
大人の落ち着きを追求したこの空間は、夜を迎え、柔らかな灯りに照らされることでその真価を発揮します。
静寂の中に漂う上質な空気感、そして広々としたリビングの主役として鎮座しているのが、黒く艶やかに光る「槐(えんじゅ)」の大黒柱です。

「槐」という漢字は、木へんに鬼と書きます。
この字面から、古来より魔除けの力があると信じられ、またその読みが「延寿」に通じることから、長寿や安産、幸福を呼ぶ縁起木として尊ばれてきました。
北海道を代表する銘木としても知られる槐は、非常に硬く耐久性に優れているのが特徴です。
特筆すべきはその圧倒的な美しさで、深い茶褐色の芯材と、それを取り囲む白い「白太(しらた)」の部分が鮮やかなコントラストを描き出します。
大府展示場の6寸角の大黒柱は、あえてこの色の対比を活かした意匠としており、無節で美しい年輪が重厚な黒光りを放っています。
一般的な家づくりでは、効率やコストが優先されがちですが、三和木はあえてこうした希少な銘木を厳選し、その個性を最大限に引き出す手間を惜しみません。
それは、質の高い本物の木だけが持つ力強さが、住まいに圧倒的な品格を与え、何十年、何百年と住み続けるための強固な基盤となると確信しているからです。
モノトーンでまとめられた現代的なインテリアの中で、伝統的な槐の柱が放つ優美で力強い趣は、まさに和モダンの極致と言えるでしょう。

大黒柱がそこにあるだけで、部屋全体の空気が引き締まり、家族は無意識のうちに守られているような安らぎを感じるものです。
時が経つにつれてさらに深みを増していく木の質感は、住まうほどに愛着を深め、人生をより豊かなものにしてくれます。
素材の質を追求し、長く安心して暮らせる住まいを形にすること。
私たちが大黒柱一本一本に込める想いを、ぜひ大府展示場の静謐な空間で、直接肌で感じてみてください。
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