三和木ブログ
miwaki Blog
2025.06.27
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光と風に寄り添う、格子戸のある住まい
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- コラム、モデルハウスのご紹介
夏の訪れを感じるこの頃。
朝の光がやわらかく差し込み、夕暮れには心地よい風が頬をなでるような、そんな一日の中の静かな時間が嬉しい季節です。
三和木の長久手展示場では、そうした自然の恵みを暮らしに取り込む工夫が、住まいの随所に散りばめられています。
その象徴のひとつが、玄関に設えた「格子戸」と、それを迎える通り土間の存在です。
通り土間は、屋内と屋外のあいだをやわらかくつなぐ、昔ながらの日本家屋に見られる建築様式のひとつです。
現代の住まいにおいては、風や光を取り入れながら、暮らしに奥行きをもたらす空間として再評価されています。
長久手展示場の通り土間は、建物の南北を貫き、住まいにまるで「風の小径」のような清涼感を与えてくれます。
目に見えない風を、やさしく迎え入れる玄関の格子戸。
閉じれば外の気配をやわらげ、開け放てば、さわやかな空気が静かに抜けていきます。
風の強弱や季節に応じて自在に調整できるこの設計は、まさに自然と調和して暮らすための知恵です。
また、三和木の家づくりでは、無垢材をはじめとする自然素材をふんだんに取り入れています。
上質な木材が持つ調湿性や断熱性は、住まいの中の温度と湿度をやさしく整え、冷暖房に過度に頼らずとも、快適な室内環境を保ってくれます。
木の香り、手触り、そして温もりは、ただ住まうだけで心を整えてくれる力があります。
特にこの展示場では、無垢材ならではの質感と経年の美しさを、ぜひ実際に体感していただきたいと思っています。
格子戸を通して入る光と風、そこに流れる空気の静けさや柔らかさ。
そのすべてが、長く、安心して暮らせる住まいの礎となっています。
私たち三和木は、これからも自然と共に生きる住まいづくりを大切にしながら、時を重ねてもなお心地よさが続く家をお届けしてまいります。
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