三和木ブログ

miwaki Blog

2026.10.16

森の恵みと職人の誇りが宿る銘木「東濃檜」

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見渡す限りの深い緑と清らかな水に恵まれた岐阜県加茂郡白川町。
古くから林業が町の息吹として根付くこの地は、日本が世界に誇る最高峰の建築材「東濃檜(とうのうひのき)」の故郷です。

木曾川と飛騨川の豊かな水系に抱かれたこの一帯は「裏木曽」とも呼ばれ、厳しい冬の寒さと特有の土壌が、木々をじっくりと時間をかけて育て上げます。
この過酷でありながらも豊かな自然環境こそが、年輪が極めて細かく均一に詰まり、真っ直ぐに伸びる強靭な東濃檜を生み出す秘密なのです。

  日本の建築において檜は古来より特別な存在ですが、その中でも東濃檜の質は群を抜いています。
淡く上品な桜色を帯びた木肌の美しさ、そして何より、豊富な油分を含んでいることによる卓越した耐久性と防虫効果。
ふわりと漂う高貴な香りは、何百年もの間、人々の心に深い安らぎを与えてきました。

その類まれなる強さと美しさは室町時代からすでに天下に知れ渡り、江戸時代には尾張藩が厳格な管理下に置いたほどです。
伊勢神宮や明治神宮、さらには名古屋城などの歴史的建造物を現代まで力強く支え続けている事実が、この木材の圧倒的な信頼性を物語っています。

私ども三和木は、この白川町で200年以上にわたり、森の息遣いに耳を澄ませながら木とともに生きてきました。
先人たちが代々守り育ててきたこの誇り高き山を背景に、三和木の本社工場は今日も稼働しています。

私たちがこれほどまでに「木材の質」にこだわるのは、それが単なる贅沢や見た目の美しさのためではないからです。
住まうご家族が自然災害の脅威から守られ、何十年、何世代にもわたって安心して暮らし続けるための「強固な骨組み」をつくるためには、この東濃檜の力が絶対に欠かせないのです。

工場では、熟練の職人たちが原木の性質を一本一本鋭い眼差しで見極めながら、丁寧に製材を行っています。
豊富にストックされた良材を、最も適した環境でじっくりと乾燥させ、それぞれの木が持つ本来の強さを極限まで引き出していく。

この一切の妥協を許さない手仕事の工程こそが、お施主様の理想の住まいを形にするための最も大切な土台となります。

私たちが目指すのは、ただ形として美しい家を建てることではありません。
大自然が途方もない時間をかけて育んだ生命の力を住まいへと宿し、家族の歴史とともに時を重ねるごとに愛着と安心が深まる家をお届けすること。

これからも私たちは、白川町の大切な森を守り、最高品質の東濃檜を生かした「長く安心して住み続けられる家づくり」に真摯に向き合ってまいります。

 

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