三和木ブログ

miwaki Blog

2025.09.19

土間と本棚がつくる、家族の集う住まい

住まいのなかで、家族が自然に集まり、同じ時間を共有できる場所があることは、とても大切なことです。
そのひとつの形が「土間」ではないでしょうか。

土間は、昔から日本の家に息づいてきた空間です。
屋外と屋内のあ いだにあるこの場所は、靴を履いたまま出入りできる利便性を持ちつつ、季節の風や光を取り込み、暮らしに心地よい余白を与えてくれます。

家族や友人を迎えたり、趣味の道具を置いたりと、使い方は自由自在。
暮らす人の個性やライフスタイルがそのまま表れるのも、土間ならではの魅力です。

そんな土間に寄り添うように設けられるのが、小牧展示場の「家族の本棚」です。

本棚を家族でシェアすることは、単に収納の役割にとどまりません。
親が読んでいる本を子どもが手に取る、兄弟姉妹でお気に入りを紹介し合う。
本を介した小さなやりとりは、自然に家族の会話を生み出します。
年代や興味によって異なる本が並ぶ姿は、家族それぞれの歩みや成長を映す鏡のようでもあります。

そして、その本棚の隣にはソファや椅子を置き、窓を開ければ外の風がすっと流れ込みます。
庭やテラスとつながる土間の心地よさと、本に囲まれる安心感。
家族が思い思いの一冊を開きながら同じ空間にいる、そんな時間は日常に小さな豊かさをもたらしてくれるでしょう。

三和木の住まいでは、このような家族の集いを支える空間づくりに力を入れています。
たとえば木材には、東濃檜をはじめとする厳選した材を用い、床や天井、建具にいたるまで自然素材の温かさを感じられる仕上げにしています。
木の香りや手ざわりは、時が経つほどに味わいを増し、暮らす人の記憶に寄り添い続けます。

この小牧展示場では、大きな木製サッシの窓を設けることで、外と内の境界がやわらぎます。
フルオープンにすれば、季節ごとの風や光をそのまま取り込み、家の中にいながら自然と一体になれるような開放感が広がります。
こうした設計は、四季の移ろいを敏感に感じ取れる日本の暮らしに、いまも通じる豊かさを与えてくれるのです。

私たち三和木は、木材の質にこだわり、長く安心して住み続けられる家づくりを大切にしています。
土間や家族の本棚のように、暮らしに自由と余白をもたらす仕掛けを住まいに取り入れることで、家族のつながりがより深まることを願っています。

自然と調和し、木のぬくもりに包まれる家で、家族が集い、語らい、ともに時間を重ねていく。
その積み重ねこそが、暮らしの本当の豊かさだと私たちは考えています。

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