三和木ブログ

miwaki Blog

2025.12.12

料理の時間が、暮らしの中心になる場所

住まいの中で、最も人の気配が集まる場所はどこでしょうか。

リビング?
ダイニング?

近年、その役割をどんどん担うようになってきた場所、それが「キッチン」だと感じています。

ただ食事をつくる場所ではなく、家族が自然と立ち寄り、会話が生まれ、時間が重なっていく場所。
岡崎展示場のアイランドキッチンは、そんな現代の暮らし方を丁寧に形にした空間です。

岡崎展示場は、日本の伝統建築に見られる構成や素材感を、今の生活に合うかたちで取り入れた住まいです。
空間全体に使われている木材は、主張しすぎることなく、しかし確かな存在感をもって、住まいの骨格と居心地を支えています。

方錐形の天井に桧を整然と配したリビングは、視線が自然と上へと伸び、空間にゆとりと落ち着きをもたらします。

 

その中心に据えたのが、ダイニングテーブルと一体になったアイランドキッチンです。

印象的な大理石の天板は、空間のアクセントでありながら、木のやわらかな色合いと調和し、全体を引き締めています。
キッチンに立つ人と、テーブルを囲む人との距離が近く、料理をしながら自然に言葉が交わされる。そんな何気ないやり取りが、日常の中に溶け込む設計です。

また、キッチン部分の床を一段下げ、ヘキサゴンタイルを用いることで、空間に緩やかな区切りを設けました。
壁や仕切りに頼らず、素材や高さの違いで場を分けることで、視線は遮られず、家全体の一体感が保たれます。

家事の動線としての合理性と、居場所としての心地よさ。その両立を大切にしました。

三和木の家づくりでは、木材を単なる仕上げとして扱うことはありません。
構造としての強さ、触れたときの質感、時間とともに変化する表情までを含めて、暮らしの一部だと考えています。

良質な木材を適材適所に使うことで、住まいは年を重ねるごとに落ち着きを増し、家族の記憶を静かに受け止めてくれます。

料理の音や香り、交わされる会話。
それらすべてを受け止める場所として、キッチンを住まいの中心に据えること。
岡崎展示場のアイランドキッチンには、家族の時間を大切にしたいという私たちの想いが込められています。

長く安心して住み続けられる家をつくること。
そのために、今日も素材と向き合い、暮らしの風景を思い描きながら、家づくりを続けています。

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