三和木ブログ

miwaki Blog

2025.07.25

空間を、木の存在感で満たすということ。

玄関を開けて最初に感じるのは、空気のやわらかさかもしれません。
土間から一続きになったLDKには、やさしい光が入り込み、木の香りがふんわりと立ちのぼる。そんな住まいをご紹介します。

こちらは、三和木の小牧展示場。

中心に据えたのは、開放的なリビングです。
視線を庭に向けると、軒先のラインが外と内を穏やかにつなぎ、そのまま振り返ると、正面には天井まで届くリビング壁の縦格子が目に入ります。
檜(ひのき)材を丁寧に加工した縦のラインが、天井の高さをいっそう引き立て、空間に奥行きと品格を与えてくれます。

格子には、見た目の美しさだけでなく、空間を緩やかに分けながらも圧迫感を与えないという機能的な役割もあります。柔らかな自然光が格子越しに落ちるとき、その陰影さえもこの住まいの一部となるような、豊かな表情を見せてくれます。

床材にもこだわりました。
1階の床には、広葉樹の無垢材を使用。足触りはしっかりとしつつも滑らかで、時を経るごとに色合いが深まり、暮らしの歴史とともに味わいを増していきます。
2階の一部には針葉樹の床を使い、空間ごとの心地よさを大切にしました。
ぜひ展示場で、床材の違いを確かめていただけたらと思います。

私たち三和木が大切にしているのは、ただ「今」美しい家をつくることではありません。
何十年と住み継がれる中で、素材が本来持つ力を引き出し、家とともに年を重ねていけること。そのためには、見えない部分も含めて木の質に徹底してこだわり、自然素材の特性を理解しながら設計・施工を進めていく必要があります。

木の家には、ふれるたび、住むほどに感じる「ぬくもり」があります。
そしてそのぬくもりは、目に見えない安心感や、長く住み続けられる心地よさにつながっていくと信じています。

この住まいもまた、ご家族が季節のうつろいや日々の変化を楽しみながら、長い時間をともに過ごしていく場所になっていくことと思います。

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0120-550-085

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