三和木ブログ

miwaki Blog

2025.11.21

木と暮らす心地よさを形にする、素材選びという設計

住まいをつくるとき、どんな間取りにするか、どんな設備を選ぶかと同じように大切なのが「どんな木を使うか」です。

木材は、ただ空間を構成する材料ではなく、暮らしの時間に寄り添う“相棒”のような存在。
種類や部位、仕上げによって、香りも質感も経年変化の表情も異なり、そこに住む人の心地よさをそっと支えてくれます。

今日は、小牧展示場に息づく木の魅力を、少しだけご紹介させてください。

 

外観は、深い軒と堂々とした屋根が印象的です。

落ち着いた佇まいでありながら、どこかしなやかな軽やかさも同居しているのは、木製建具やルーバー雨戸を随所に取り入れているから。
やわらかな光をふんわりと室内へ導き、風の通りも自然に整えてくれる、三和木らしい意匠です。

 

玄関まわりでは、檜の軒天とタイルの壁が心地よいコントラストを生み出しています。

造作の玄関ドアは、手に触れた瞬間に木のぬくもりを感じられる一枚。
檜ならではの軽やかさと、吸い付くような滑らかさがあり、毎日の開閉にもストレスがありません。
お客様を迎える場所としての品格をまといながら、暮らしの道具としての機能性も十分に備えています。

 

室内へ進むと、土間スペースが広がり、外と内をつなぐ“ゆるやかな緩衝帯”の役目を果たします。

特注の木製サッシを開け放てば、そのまま庭やテラスと地続きになり、家全体の奥行きがふっと増すような感覚になります。大きな吹き抜けと組み合わせることで、光と風が自然にめぐり、住まいがのびのびと呼吸しているように感じられます。

 

素材選びにも細やかなこだわりを込めています。

軒天と天井には東濃檜を、床にはタモ材を採用。
東濃檜は、磨くたびに光沢が深まり、経年の変化を楽しめる木。
タモ材は強靱で、家族の暮らしをしっかりと受け止めてくれる頼もしさがあります。
どちらも、長く住み続けるほどに味わいが増していくため、住まいの“成長”を日々実感していただけます。

私たち三和木は、木を選ぶときに「今きれいかどうか」だけで判断しません。

10年後、20年後、その先の世代まで受け継がれる家になるように、どんな風に色づき、どんな質感に育っていくのかを見据えています。
構造材・造作材・仕上げ材のすべてにおいて、木の個性が空間の美しさにきちんとつながるように、一本一本を吟味しています。

自然素材の持つ深い魅力は、写真よりも、言葉よりも、実際に触れてこそ伝わるものです。

ぜひ、小牧展示場で息づく木の香りや心地よさを、五感で体験してみてください。

年月とともに馴染み、暮らしの風景そのものになっていく「木と生きる住まい」。
その豊かさを、皆さまと共有できれば幸いです。

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